こんにちは!
私のブログを読んでいただきありがとうございますm(_ _)m
前回は私がノンセクシャルを自認する切っ掛けとなった親友ちゃんのお話をさせていただきました。
さて、今回は私の母についてのお話です。


私の母は、LGBTと呼ばれる人たちについて比較的寛容であると思います。
「おっさんずラブ」や「きのうなに食べた?」のドラマを楽しく見ていましたし、特に「きのうなに食べた?」はとても気に入っていて、動画配信サービスでよく観ています。
だから同性愛に嫌悪感は全くない人です。


私がまだ、アセクシャルやノンセクシャルを自認は愚か存在を知りもしなかった頃の話です。
テレビでレズカップルの結婚式の様子が取り上げられていたのを、私は母と二人で観ていました。
私は、綺麗なドレスを着て美しく着飾った二人の女性が、幸せそうに手を繋いでいるのを見て、単純に素敵だなと思いました。
私はレズビアンではないのですが、本当にその光景が幸せそうで、素敵で、美しくて……。
「私も女の人と結婚式したいな~」と言いました。ただ単に二人でドレスを着ているのが素敵で、今思えばタキシードの代わりにドレス着てくれるなら男の人でも良かったんですが……。
本当に、特に深い意味はなく思わず零れた感想みたいなものです。
しかしその言葉に母は


「そんな風に育てた覚えはない」

そう言われて、意味がわかりませんでした。
そんな風に育てた覚えはない……?
それってどう言うこと?
と母に聞くと、
「レズに育てた覚えはないってこと」


ええええ!!?
どういうことなのそれは!? レズの育て方って何!?
ですよね。まさか同性愛に寛容な母が、同性愛は育て方の問題だと思ってたなんて……!

私も驚きでした。
でも実はこういう考えの人って多いみたいです。
お友達にバイセクシャルの女の子がいるのですが、前に同姓の恋人と付き合っていたときにお母さんに「今どんな人と付き合ってるの? 今度紹介してよ」と言われて、思いきって同姓の子と付き合ってる事をカミングアウトしたそうです。
するとその子のお母さんは「私の育て方が悪かったの?」と泣き出してしまい、以来ギクシャクしてしまっているそうです……。
私も親にカミングアウトしようと決心したときいろいろ調べましたが、同じようなことをいわれた人が沢山居ました。


何故か親って、セクシャルマイノリティを自分の育て方のせいだと思ってしまうようです。
性別は生まれつきだから育て方は関係ないのに、そんな風に捉えてしまう。
これって単にLGBTをちゃんと理解していない、知ったつもりなだけで実はあまり知識がないんでしょうね。
まあ身近にそう言う人がいないから仕方ないでしょう。
ちゃんと調べればわかることです。


後は、LGBTに偏見はないけど自分の子供がそうだったら受け入れられない、と言う親。
私の母もまさにそうです。
これってLGBTに偏見が無いと言っておきながら、心の奥底では偏見持ってるじゃない。と思ってしまいますよね。
見ず知らずの他人の性別を偏見なく受け入れてあげているなら、自分の子供の性別だって受け入れてあげたっていいじゃない。
親からしたら、こうなってほしいっていう子供への想いが強いから、自分の子供に偏見の目を向けられたくないから、そう思ってしまうのかなあ。これも愛情故かなあ。と思っています。
まあ、子供のいない私にはわからないことですが……。


少なくとも私は、自分に子供がいて、その子が大きくなって恋人を連れてきたら、それが異性でも同姓でもどんな性別でも、自分の子供が愛する人を見つけたってだけで凄く嬉しいと思います。
そう言う人を見つけるってだけでも凄いことですし、性別が何であれ自分の子供への愛情は変わらないですし。
そう言うシンプルな考え方でいいのに……。


因みに母には、私がリスロマンティックノンセクシャルであることはカミングアウトしています。
しています……が、母の反応はめちゃくちゃいまいち。
私としては勇気を出してカミングアウトしたつもりが、
「ふ~ん」
の一言で片付けられてしまいました……!
完全に本気にしてません。ま~た変なこと言ってんな~ぐらいにしか思われてません。
うん……。こうなるんじゃないかと薄々感づいてはいたけど、やっぱりショックでしたね……。
親友ちゃんよりも淡白な反応。
リスロマンティックとか、ノンセクシャルとか、アセクシャルとかそう言う性別の、知識すら無いからと思って一生懸命説明しましたが、全然真面目に聞いてもらえなかった……。
多分、その後自分で調べたりもしてないんだろうなあ。完全に私の話、右から左に聞き流されてたんだろうな。


母にはまた改めて、今度はもっとちゃんと資料を作ってプレゼンしたいと思います。


母の事はとても尊敬しているし、大好きなのでいつかちゃんと、私の事を理解してほしいですしね。


そう、大好きなんだけど……。
たまに凄く心ないこと言ってくる。
いろいろあるしカミングアウト流されたのもショックだったんですが、それを凌駕する事件がありました。

この事件についてはセクシャルマイノリティとは全く違う話になってしまい申し訳ないのですが……。

私がまだ高校生だった時の話です。
忘れもしないテイラー・スウィフトのコンサートからの帰り道、痴漢に遭いました。
最寄り駅から自宅までの道を、コンサート帰りでルンルン気分で歩いていたところ、突然後ろからカンチョー!ってされたんです。いや、実際はカンチョー!って言われたわけではないし、カンチョー!されたわけでもないけど……。お尻のセンターを思い切りググって触られたので、カンチョーされた!と思ったのです。
私はてっきり友達が私を驚かせるために、後ろからカンチョー!したのかなと思ったんですよね。
ところが、カンチョー!した男は自転車に乗ってそのまま走り去っていったので、五秒くらいして漸く「今の痴漢だ!」と気付きました。
気付いてからは、怖いやら気持ち悪いやら怒りやら、痴漢に何もできなかった悔しさやらで、コンサートの楽しい気分が台無しになってしまいました。


帰宅後、真っ先に母に痴漢に遭ったことを話しました。てっきり心配して、同情して、痴漢って最低だよね!って一緒になって怒ってくれると思っていたのに……、


「高校生がそんな短いスカート履いて、夜遅くまで出歩いてるのが悪いんよ」

と、逆に怒られました。
衝撃でした。被害に遭ったのは私なのに、私が悪いの!? それっておかしくない?って思いましたが、ショック過ぎて何も言えなかった……。
制服のスカートを短くしているのは、自分にはその方が似合うからだし。
夜遅くに歩いていたのは、コンサートの帰りだから仕方ないし、母にだって事前に遅くなると伝えていたし……。
娘が痴漢に遭って帰ってきたのに、言うことはそれだけ?って、兎に角いろんな気持ちがぐるぐるして凄く複雑だった。


後日、友達の家でとある漫画を読みました。作品名は忘れてしまったのですが、女子高生の主人公が教師のセクハラに立ち向かうと言うストーリーで、その話のなかに電車で主人公が痴漢に遭うシーンがありました。


痴漢はたまたま近くで見ていた大学生っぽい男の子が捕まえて、一緒に駅員に通報してくれるのですが、痴漢の男は「そんなに短いスカート履いてるのは、触られてもいいからだろう?」みたいなことを言っていて、まさに母と同じ考えだったんですね。
でもその後主人公が助けてくれた男の子にお礼を言って「スカート丈直してラッシュの時間は避ける様にします」って言ったとき、男の子が言ったんです。
被害者側が我慢したりおしゃれを諦めたりするのは、なんか違うよなって。
その男の子の言葉が、痴漢に遭った後母に怒られてむしゃくしゃしてた自分にめちゃくちゃ刺さりました!
やっぱりそうだよね! 私は悪くないよね!?ってスッキリしました。
と言うか、救われました。


どんなに短いスカート履いてようが、痴漢した方が悪い。被害者側にも非があるみたいな言い方はおかしい!
だって制服のスカートはそのままの丈で着たら何か変じゃないですか!? いや、私のスタイルが悪いから変に見えるんだけど。
自分のスタイルに合う丈にして、おしゃれを楽しんでいただけで、何も悪いことはしてない! はい、解決!笑


ってことで、これは割りと最近の話なのですが、タレントのSHELLYさんが性教育の動画を上げているのを知って、母と観ていたんです。※私は、映画でラブシーンがあっても平気で母と観られるような人間です。性教育動画なんて余裕です。

その動画で、正に夜中に露出多めなファッションで歩いていた女性が性的暴行を受けた話が取り上げられていたのです。

昔はそう言う事件がニュースになると、襲われた女性がどんな服装だったのか、何時ごろにどんな道を歩いていて被害に遭ったのかも詳しく報道されていたそうです。今では考えられませんね。
SHELLYさんは当時そのニュースをみて、そんな格好で夜中に歩いていた女性にも非があると思ったそうですが、お姉さんに「例え真っ裸で歩いていたとしても、その女性がノーと言ったのなら悪いのは襲った方。襲われても仕方ないなんて可笑しな考えだ」と言われて目が覚めたそうです。


この動画を一緒に観ていて、私もあの時のことを思いだし「やっぱり私は悪くない。あの時お母さんが私を怒ったのは間違ってる」と勇気を出して言ってみました。
母も動画を観て思うところがあったのか、謝りはしませんでしたが「確かにそうだね」とわかってくれました。
私も別に謝ってほしくて言ったわけではなくて、ただ、あの時とてもショックだったこと、そして被害者側に非がある考え方は可笑しいと言うことをわかって欲しかったので、これで満足です。
長年のモヤモヤが晴れた気持ちです。


こんな感じで少しずつ歩み寄っていけば、考え方の全く違う母にもいつか、私の恋愛的指向と性的指向を理解してもらえるような気がします。
今はまだ、LGBTに理解があるようで本当のところ理解しきれていない母ですが、そこは私が少しずつプレゼンして知識を付けていって貰えれば変わるはずです。
焦らず、のんびり、母と向き合って行こうと思っています。


ありがとうございました!
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