初めまして。私のブログを読んでいただきありがとうございます。
最初の記事なので、自己紹介をさせていただきますね。

私は、今年27になるアラサーです。性別は心も体も女。
仕事は接客業で、副業で占い師をしながら毎日楽しく働いている社蓄です。
趣味は映画鑑賞、漫画集め、昼寝。休みの日は一日中家に引きこもって動画配信サービスで映画や海外ドラマを観まくるのがセオリー。
因みに、コロナの影響で約2ヶ月仕事が休みになった時は、フルハウスとgleeをシーズン1から観てました。こういうドラマって本当にやめられなくて、気づいたら最後まで観ちゃう……!
そして腐女子。BL大好き。特にBLCDが癒し。そして猫好き。

彼氏は無し。と言うか、彼氏いない歴=年齢で、もちろん処女歴も年齢と同じです。
小学校、中学校は共学でしたが高校は女子校に通っており、その後二年間通った専門学校は共学でした。
職場は見事に女性しかいません。そういう職場を無意識のうちに狙っているような気がします。いや、別に男性恐怖症とか男性嫌悪と言う訳ではないんですが、女性だけの方が楽だし働きやすいんですよね。

こんな感じでだいたい私の事はわかっていただけたかと思います。
皆さんの頭のなかに、なんとなーく女捨ててる感じの腐女子のイメージが浮かんできたのではないでしょうか。
休みの日はTシャツと高校のジャージ着て、髪の毛適当にまとめてうざったい前髪はヘアバンドでバッと上げて、ダラダラしながらボリボリ腹かいてBLCD聴いてる女、それが私です!

そんな私、高校三年あたりから彼氏が出来ないことに焦りを感じていました。何故か高校生になれば彼氏は自然と出来るもの、と思っていたんですね。少女漫画の読みすぎですね、はい。
女子校だから学校に出逢いはないけど、毎日の通学で使う電車で出逢いがあるはず! ホームで違う学校の男の子に告白されたりして~!
なーんて思っていた時期が私にもありました。
そりゃ目の覚めるようなべっぴんだったらあり得るかもしれないけど、私にそんな少女漫画みたいなことが起きるはずもなく。そもそも混んでる車両が嫌で、毎日女性専用車両に乗っていました。出逢う気無しだろ! とツッコミたくなりますね。

まあ、周りの友達もまだ彼氏居なかったので高校卒業したら出来るんだろうな~とぼんやり思っていました。
そんな私に転機が訪れました。それは、親友ちゃんに初彼が出来たことです。

高校卒業後親友ちゃんは就職したのですが、就職して間もなく生まれて初めての彼氏ができたのです。
彼は職場の同期で同い年。職場の歓迎会の次の日から付き合い始めたので、出逢って1ヶ月もしないくらいの時期だったと思います。
親友ちゃんに彼氏が出来たのはとても嬉しかったし、仲間内で初の彼氏持ちと言うこともあり、みんな挙って恋バナを聞かせてくれとせがみました。

そして親友ちゃんの恋バナを聞くうちに、おやぁ? と首をかしげる様な事が多くなり、自分の恋愛観が一般とは違うのではないかと思い始めました。
とは言え、その頃はまだLGBTと言う言葉すら知らなかった私。Aセクシャルとの出逢いはまだまだ先の事です。
きっと本当に好きな人が出来れば、親友ちゃんの気持ちがわかるはずと思っていました。

就職した親友ちゃんとはうって変わり、専門学校へ進学した私は二年間の間に三人ほど好きになった人がいましたが、いずれも想いを伝える事はせずに終わりました。惚れっぽくて覚めやすいんですよね……笑
そして社会に出たらあらビックリ! 出逢いがない。

職場も女性ばかりだしそもそも異性との接点がないんですね。そして異性との接し方を忘れました。
何かもう、恋愛とかいいや。しかるべき時が来たら、お見合いして結婚しよう。と思っていました。
完全に枯れてます。

そしていつまでも彼氏が出来ない私は、親友ちゃんの恋バナに全くついて行けず……。
彼氏さんの愚痴を聞かされても「えっサイテーじゃん! 別れた方がいいよ!」としか言えず笑。
「すぐ別れなよ! 親友ちゃんにはもっといい人がいるよ!」
なんて言うと親友ちゃんは
「でも、いつもはいい人なんだよ、優しいところもあるし……」
と、さっきまで彼氏君の悪口を言っていたその口で今度は彼氏君を誉めるのです。
これ、女の恋バナあるあるですよね~。
自分が悪く言うのはいいけど、他人に言われるとムカつく的な笑。

まあ、親友ちゃん的にはそう言う結論とか解決策を言って欲しい訳じゃなくて、ただ共感して欲しかったんですよね。今ならわかります。
でも恋愛に夢ばっか見ていた私は、親友ちゃんの彼氏に対する愚痴を真面目にそのまま受け止めて、本当にサイテーな男だと思っていました。ごめんよ、親友ちゃんの彼氏君。
親友ちゃんも私に話したところで自分の欲しい返しを貰えないと悟ったのか、次第に私に彼氏の話をしてこなくなりました。ごめんよ、親友ちゃん。

そう、私には親友ちゃんの恋バナに共感することが出来なかったのです。
イヤなところがあるなら別れればいいし、どうしてその彼氏に拘るのかがわからないのです。
その拘りこそが、親友ちゃんにとっての恋愛感情、愛なのでしょう。

それを理解できない私って人と違うのかも? と思い始めた頃、漸くアセクシャルというものに出逢いました。

それまでセクシャルマイノリティと言えばLGBTしか知らなかった私は、アセクシャルについて調べているうちに、いろんな性に出逢いました。
自分が見てきた世界は、なんて狭かったんだろうと改めて実感し、知ったつもりでいた自分が恥ずかしかったです。

自分がどの性に属すのか、調べていくのがとても楽しかった。
「そうそう! そうなんだよー!」と思える事が沢山書いてあったし、そんな考えもあるんだ! と刺激を受けることも沢山ありました。
いろいろ自分なりに調べた結果、恐らく私はリスロマンティックでノンセクシャルなんだと思っています。
まあ、この結論にたどり着くまで5年くらいかかりましたが……。ノンセクシャルは気づきにくい、本当に。
その話はまた別の記事にしますね!

リスロマンティックとノンセクシャルを自認してからは、今まで心にかかっていたモヤがなくなり、スッキリしました。
今では親友ちゃんの恋バナを聞いても、そもそも恋愛的指向が違うのだから彼女の気持ちをわかってあげられなくても仕方がないことなんだ、と諦めがつきました。
そもそも他人を完全に理解してあげることこそ無理な話ですしね。
親友ちゃんの話は、全く違う世界に住んでいる人の話だと思うことにしています。

リスロマンティック、ノンセクシャルを自認したとはいえ、家族や友人たちの反応は正直言ってイマイチです。私的にはかなり勇気を出して自分の恋愛的指向を伝えたのですが、みんな本気にしていない感じ。
それと言うのも私が、今まで誰ともお付き合いしたことがないからです。
これ、あるあるですよね。
「本当に好きな人ができたことないからでしょ?」「セックスしたことないから怖いだけでしょ」って、周りに言われるの。セクシャルマイノリティならどの性別でも周囲からの理解は得られにくいと思いますが、アセクシャル・ノンセクシャルはもっと理解されにくい。
まだ認知度が低いと言うこともあるんでしょうね。

実際私も上の台詞と似たようなことばかり言われ、多分、未だにちゃんと理解を得られてはいないです。
私としては普通に人を好きになることはあるし、誰かにときめいたりドキドキしたりもします。最後にときめいたりドキドキしたりしたのは5年以上は前ですが……。
好きになるときは毎回本気のつもりです。でも、その後のことは自分で妄想するだけでお腹一杯! もう満足してしまうんです。それは相手が誰であろうと同じなんですよね。
自分だけのものでいて欲しいのは、私の妄想の中でだけ。現実ではそんなこと全く望んでいません。寧ろ困る。
私は誰かを好きになるとき、アイドルや芸能人を好きになるような感覚しか持てないんです。
この気持ち、本当にわかってもらえないんですよねえ。
家族や友達には、おいおいわかってもらえたらいいかな、と気楽に考えています。

このブログは、嘗ての私のように恋愛観の違いで悩んでいる人、セクシャルマイノリティを自認したものの周囲からの理解を得られず悩んでいる人、そして身近にアセクシャルを自認する人がいる、そんな方に読んでいただけたらいいなと思います。
同じような経験をした人とも是非お話ししてみたいです。




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